♬ テンポをキープしよう!

歌っているとだんだん速くなる。
そんな経験はありませんか?
今日のレッスンもそこが焦点になりました。

カラオケに合わせて歌っているはずなのに
だんだんずれてくる。

どんなふうにズレるのかと言えば、
ほとんどがカラオケより前にズレる。
フレーズの頭では揃っていたのに
そのフレーズの最後では カラオケよりも早く歌い終わってしまいます。


どこでズレるのか。
徐々に速くなっていくのですが
特に16分音符など、細かい音符になるほど
走りがちです。
慌ててしまうのかも知れませんね😃


では、正しくテンポをとる練習をしましょう!と
まずは4分音符(1拍)で手を叩いてもらいました。
胸の前で遠慮がちな叩き方。音も動作もこじんまりとした感じ。
すると、最初は合っていたものがだんだんズレてきます。

「あれれ???」と生徒さんも困惑気味。


「次に手を叩く動作を大きくしてみてください」と言ってみました。
胸の前で小さく手を叩くのではなく
手を打ったら両手でそれぞれ外側に円を描くように大きな動作で。
すると、見事にテンポが速くならなくなりました。

これが「テンポが速くなってしまう」という 原因と解決法です😃

手を叩いたあとに大きく円を書く時に使う「時間」が重要。
どの1拍も全て同じ長さで叩けるように
同じ距離を使って、同じ長さの時間を使う。

これがテンポをキープする秘訣です。

【テンポをキープの練習方法】
大きな動作で、拍に合わせて手を叩く!



スタジオでレッスンをする時には
左右にステップを踏んでもらうこともあります。
これも同じです。
ステップの幅を大きくすると
速くならずに同じテンポをキープしてステップを踏めます。


テンポが上手くとれない、キープできないと言うときは
カラオケを聴いているようで実は聴いていないことも多いです。

または、自分でテンポをキープすると言うよりはカラオケに合わせてしまっている。
そうすると、「今、ズレたかな?? ちょっと早かったかな?あと0. 001秒早く歌い出せばよかったかな?」など
「テンポをとる」のではなく「頭で考えている」という状態になってしまいます。

いずれにしても
自分の中に確固たるリズムを感じて、それをキープするトレーニングは大切です。

もし同じようなことで悩んでいる方がいらっしゃったら
ここに書いたような方法でトレーニングしてみてくださいね。

歌いながら手を叩くのが難しければ
歌わずに、カラオケに合わせて手を叩き続けるだけでもOKです。
1曲まるまる叩き続ける、または左右にステップを踏み続けて
リズムを体で体感してしまいましょう!!