♬ 休符にも音が宿っている

年始にNHKで放送された「ウィーンフィル新春コンサート」。
オーストリアの首都 ウィーンからのテレビ中継。
現在、なんと世界の90カ国以上に配信されているそうです。

私も観ました。
ウィーンの楽友会ホールでの演奏ですが、
その煌びやかなホールが素晴らしい!

勿論、そこで演奏される曲が美しく華やかで
目も耳も楽しめました。

日本のスタジオではゲストが集まりトークが繰り広げられました。
演奏についてのトークで、いかに演奏が素晴らしいか、音楽が素晴らしいか。。などについて
皆さんがコメントを言うわけですが、
その中でひときわ耳に残ったコメントがありました。それは・・

「休符のところに いかに音が宿っているのか」

なんて素晴らしい表現!!
休符は休符という音符であって休みではないのです。

♪ 休符を含めてメロディであって
♬ 休符を含めてフレーズであって
♪ 休符を含めて旋律であって
♬ 休符を含めて音色であって
♪ 休符を含めて味であって

♬ 休符はフレーズの架け橋であって
♪ 休符は音のない音であって
♬ 休符は呼吸であって
♪ 休符は気持ちであって
♬ 休符は心であって

そして・・・

♪ 休符は余韻であって・・・

 

 

書ききれません(^^♪
休符を "休み" とか " 休憩 " とか言ってる暇はないですね(笑)

これはオーケストラだけの話ではありません。
歌も同じです♪

フレーズの中の休符
流れてきたメロディに続く休符
そして、その休符に続くメロディ

音のない休符に音を感じる

そんな風に
丁寧に優しくメロディーに接することが出来たら
ただ楽譜を歌うだけではない
心からの歌が歌えるはず。

そうしたら自ずと
オーディエンスから「感動した!」の言葉が貰えるのではないかと思います!(^^)!

「休符のところに いかに音が宿っているのか」
新春から心に響く言葉を聞くことが出来ました。