先日、久々に女性コーラスの指導をさせていただきました。
長引く新型コロナウイルスで大勢が集まる合唱の練習はなかなか出来ませんでしたが
ここにきてやっと再開という流れになってきましたね。
みんなで集まって歌うのは、やっぱり楽しいですね。
それぞれが元気に歌うだけでも
楽しい雰囲気はオーディエンスに伝わりますが、
そこにとどまらずに
もうひとつ上を目指したいですよね(^^♪
・メリハリ
・強弱
・キレ
・柔軟性
・流れ などなど・・・
楽譜の中に表現や表情をつける為のいろいろな指示が隠されています。
今回は メリハリ や キレ を 作るポイントである
「歌いだしの頭を揃えること」に焦点をあてていきましょう!
全員同じタイミングで出ているはずなのに
何故かバラバラに感じることがありますよね。
発音のタイミングが揃わないとキレも悪く、
ボヤけた感じになってしまいます(><)
ではどうしてタイミングが合わないか・・
それは、歌い出す最初の音符しか見ていないからです(^_-)-☆
タイミングを合わせるためには
その音を出す前の「ブレス」を合わせましょう!
「ブレス」が合えば必然的に音の出だしは揃います。
それに連なって重要になってくるのが「リズム」です。
タイミングが合わない音(フレーズ)の前には
たいてい休符があるものです。
この休符を次の音を歌い出すまでに ボーッ と待っていませんか?(^^♪
「休符」を「ただの休み」と捉えるか
「歌わない音符」と考えるか。
ここ、すごく大切です!!
「休符」も必ずリズムの上にあります。
ワン・ツー・スリー・フォー・ワン・ツー・スリー・フォー~と
流れているリズムの上に「休符という歌わない音符」があると思えば
休憩している状態ではなくなります。
休符にもリズムを感じていれば
声を発する直前で全員が
同じタイミングでブレスをして
同じタイミングで歌い出せます。
「ブレス」を「ただの息継ぎ」と考えずに
「リズムを作るもの、感じるもの」と捉えると
よりいっそう 音楽に表情がついてきて
躍動感やスピード感など 曲に温度が感じられるようになってきますね。
音の頭が揃わないな~~と感じたら
楽譜に書いてある「音符」だけを見るのではなく
直接は書いていない「ブレス」に注目してみてくださいね。