♫ リズム練習を楽しむ~頭でっかちにならないで~

今日は「リズム練習の方法」をひとつご紹介。

「私、リズム感がないんです〜」と

生徒さんから言われることがあります。
リズム感・・・と
一言でいうと簡単ですが、
いろいろ解釈がありますよね。
例えば

・ノリが出せない
・だんだん早くなる、遅くなるなどテンポがずれてしまう
・1拍目がわからない、出遅れる などなど。
リズム感が悪いと感じる原因はいろいろありますが
例えばそのひとつとして、周りの音を聴いていないという事が挙げられます。
バンドであれカラオケであれ
歌以外の音を聴いていなければ
海を一人で航海するように
歌だけがユラユラ流れてしまいます。
または、
4分音符や8分音符、休符など
楽典を知らないので全て感覚で歌ってしまい
言い方はちょっと悪いですが 適当な歌になってしまうというパターンもありますね。
この場合は少しでも楽典を勉強すれば解決可能です。
他にもいろいろあると思いますが
リズムが苦手という方が持っている理由の中で多いのが
周りの音も聴いているけれど「リズムとずれてしまう」でしょうか。

『歌(自分)だけが早くなってしまう。。
 私の中に、そもそも「リズム」という能力が備わってないのかしら???』

と、自分を責めないで!(^^)
「リズム練習」をして苦手を克服していきましょう。
でも、リズム練習ってどうやるの?
1番はじめに思いつくのは「メトロノームに合わせてリズムを打つ」というものでしょうか。
でも、これって案外難しくないですか?
電子メトロノームなら ピッ!ピッ!という音に、
アナログのメトロノームなら カチッ!カチッ!という音に合わせて手を叩く。

でもこれをするときには気を付けて!
寸分の狂いもなくピッ!という音に合わせられなければ失敗!と感じてしまうと
神経も張りつめて、あまり楽しくないですね。
それに、それを続けると、ピッ!に合わせるという行為に必死になってしまって
「頭で考えてリズムを合わせる」という動作になってしまいます。
どちらかというと
「体内時計で10秒を当てるゲーム」に近いかも。
次のピッ!はこのぐらいのタイミングかな?
あ〜ちょっと遅かった!
次はちょっと早めに手を打ってみようか?
あ〜〜、今度は早すぎた!!と
頭を使ったリズム当てゲームになってしまいますね。
これではリズム練習になりません。
リズムに合わせようとするのではなく
リズムと遊んでください(^ ^)
ピッ!ピッ!と一緒に手を叩くのではく
ピッ!ピッ!の合間に手を叩くのです。
ピッ!  トン(手を叩く)ピッ! トン(手を叩く) 
という感じです。
頭ではなく「体」がリズムに慣れる事が重要なのです。
遅れるとか早くなるとか
そういう事は気にしないで
まずはリズムと戯れてください。

テレビやラジオなどで好きな音楽を聴いている時も
ただリズムに乗って体を揺らしてみるのも良いですね。

リズム感がないな~と悩んだら
実はリズムに慣れていないだけかも!と思って
リズムと遊んでください。
これ、結構大切です♪

それから、

ピッ!  トン(手を叩く)ピッ! トン(手を叩く) というのは
実は 裏拍を感じる練習でもあります。

この説明はまたそのうちに(^^)